質の良い母乳を与えるには?

母乳の原料は実は血液から作られていることをご存知でしょうか?

 

運び込まれた血液は乳腺で乳汁に作りかえられ、作りかえられた乳汁は乳管を通って一時的に乳管洞に溜まり、赤ちゃんが乳首を吸うことで乳口から出てくるのです。

 

赤ちゃんはママの母乳から栄養を吸収しているため、栄養のある母乳を飲ませてあげたいと思うなら、ママ自身が母乳に良い生活を心掛けることが大事なんです。

 

 

特に食生活はママの血液を作る原料であり、母乳に大きく影響してくるので、まずは食生活から見直していきましょう。

 

甘いものや脂っこい物、脂肪のあるものを摂り過ぎると高カロリーで脂肪分の多いドロッとした母乳になり、詰まる原因になるのでできるだけ控えるようにします。

 

また、高脂肪・高カロリーの食べ物以外にも香辛料や刺激物、アルコール類、食品添加物の多いものも避けるようにしましょう。

 

「これを食べれば母乳の出が良くなる」という食べ物はないので、赤ちゃんに栄養のある母乳を飲ませたいなら、偏食せずに様々な食材をバランスよく食べることが大事です。

 

 

そして、ママの普段の生活やケアについてですが、母乳の分泌を良くするためには睡眠と休息は必要で心身のリラックスが大切です。

 

ただ、一日横になっていればいいというわけでもなく、適度に体を動かすことで血液循環も良くなり、母乳の分泌も高まります。

 

授乳の姿勢は腰や肩が凝りやすいので、授乳や家事の合間に背中や腕の筋肉を伸ばしたり、腰をゆっくりまわしたりしてストレッチを行うと良いでしょう。

 

 

また他にも、体を冷やさないように調節したり、ストレス・不安を溜めないように自分なりのストレス発散法を見つけたり、適度な運動や休息を心掛けるなど、血液の循環が良くなるように意識することが質の良い母乳を作るために大切なことなのです。